というワケで、えっちらおっちら平沢に着いた。運転手ご苦労様。「おれ眠いよ」と言わんばかりのI-U氏。きのうは2時間睡眠らしい。でも道具揃えだけは完璧な彼であったが、採集前日に力付き果てた印象。

●この黒リュック氏は荷物が重そうだなあ。装備は多過ぎても少な過ぎても機動力が失われる。ことに平沢のような深山では…(?)

●おお!この山だ。地形図の等高線とも間違いなく一致している。ここでA-T氏の一句。「水晶が、早くおいでと、呼んでいる」 季語はどこじゃ、季語は…。

●入り口がわからないまま、道は延々と続く。「あの老人」が現われなかったら、たどりつかなかったかも知れない。危!危険きわまりない。目に物言わせる体力自慢の男衆ばかりとは言え、あまりに無謀なチャレンジだったのか?

●「入り口はどこだろう」と迷い、途中の草むらで弁当を喰っていると、ハアハア言いながら山道を追いかけて来た「謎の老人」が道を教えてくれた!「あの3本の枯れススキを右じゃよ」とポツリと言うとスっと消えてしまった。あれは山神さまか。山道は途中消えかけたところもあったが「わからなくなったら尾根を行け」という鉱山探しの鉄則(??未確認)で登った。

●あったあった!いったい何百メートル登っただろう。山道をころげる石英の頻度がしだいに増し、パッと視界に開けたこのズリを見よ(石英ばかり)。しかし規模は竹森の何十分の1だ。おっと早くもV-I氏が採集を開始している(向かって左の木の向こう側)しかも、何も見ずに上まで登って来てしまった私にくらべ、彼はズリ探しの基本=「下から上へ」を守っている…サスガ?。

●ズリの足元を見て見よう。ただの石がゴロゴロしているところに結晶らしきものが…赤ワクをクローズアップすると…

●残念。これは、結晶面が2面しかなく、頭もない不完全なもの。最初、珍しいうちは、こういうものも拾ったりするが、結果的に持ち帰ってもゴミになるだけ。どうせならこの場で戻そう。決して他の鉱山に捨ててはいけない。(研究者が混乱するからね)<写真の左右10cm>

●さて、収穫の喜びにしたりつつ、温泉に入浴するころには、もう夢うつつの世界。一日中水晶を探していると、しまいに目が水晶になってしまう。目を閉じても結晶がチラついてチラついて…。こうなれば、もう君も一流の水晶フリーク。
